ロシア軍、キーウを自爆型無人機で攻撃 全機撃墜
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、2日から3日にかけての夜間、自爆型無人機で同国を攻撃した。ウクライナ防衛戦力は、首都キーウを狙った無人機を全て撃墜した。
キーウ市軍行政府がテレグラム・チャンネルで伝えた。
行政府は、敵の無人機は主に北東方面から発射されたもので、様々な進路かつ非常に低高度でキーウに進入してきたと伝えた。また、夜間、キーウでは空襲警報が2回発令され、合計5時間半継続したと報告されている。
シェウチェンキウシキー地区では、撃墜された無人機の破片の落下で、道路の表面、街頭の柱部分、電線が破損したという。また、少なくとも5軒の建物が爆風で窓と入口が破損。犠牲者・火災は発生していないという。
クラウチェンコ・キーウ州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントにて、同夜間、同州での空襲警報は約11時間続いたと報告した。
クラウチェンコ氏は、「警報は約11時間続いた。地域では、防空戦力が積極的に活動。敵目標は殲滅された」と伝えた。
犠牲者は出ていないという。
同時に、3日8時30分の時点で、破片の落下で州内3地区の4軒の集合住宅で窓とバルコニーが破損したと報告されている。
また民家5軒で破損があり、民家1軒では火災が発生(鎮火済み)、自動車3台に被害があり、内1台は完全に破壊されたという。
その他、4地区で芝生と森林部で火災発生。いずれも鎮火済みだという。