ロシア軍、キーウを自爆型無人機で攻撃 撃墜後の破片で市内に火災発生
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、6日から7日にかけての夜間、再び同国を自爆型無人機で攻撃した。キーウでは、撃墜された無人機の破片の落下により、ペチェルシキー地区で火災が発生した。
クリチコ・キーウ市長がテレグラム・チャンネルで伝えた。
クリチコ氏は、「ペチェルシキー地区で、集合住宅の上層階が燃えている。全ての緊急当局が現場にいる」とし、集合住宅からの住民の避難が行われたと伝えた。
キーウ市軍行政府もまた、テレグラム・チャンネルにて、ペチェルシキー地区でロシア軍無人機の攻撃により、破片が集合住宅に落下、33階部分で火災が50平方メートルにわたり発生、34階(技術階)が一部破壊されたとしつつ、暫定情報で犠牲者は出ておらず、火災は鎮火されたと伝えた。
さらに行政府は、その他市内のオボロンシキー地区とソロムヤンシキー地区にも破片の落下が確認されたとし、前者ではビジネスセンターの上階で火災が発生、後者では産業企業の敷地と医療センターの敷地に破片が落下したと伝えた。いずれの地区についても犠牲者情報はないという。
写真:ゲッティ