ロシア軍、夜間にハルキウを空爆 25名が負傷
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ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、8日未明同国東部のハルキウを空爆した。これにより市民25名が負傷、また歴史建築物「デルジュプロム」、スーパーマーケット、地下鉄の出入り口、住宅、自動車が破損した。
テレホウ・ハルキウ市長がテレグラム・チャンネルで伝えた。
テレホウ氏は、「サルチウカ地区だ。12階建て集合住宅に着弾した。1か所で1階から3階までが部分的に破壊された。小規模火災が生じ、救助隊が迅速に消火した。児童4名を含む30名の民間人が避難した。25名が負傷、生後3か月の乳幼児を含む。周りの建物や中庭に停められていた自動車が破損した」と伝えた。
動画:内務省(テレグラム)
また、ハルキウ中心部の地下鉄の出入り口が激しく損傷したという。
テレホウ氏は、「市中心部の幼稚園近くのスーパーマーケットが被弾。その建物自体と周辺が激しく被害を受けた。爆発現場のすぐ真下の地下鉄駅は無事だが、地上の地下鉄出入り口は全て破損、特に2つが激しく破損した。その着弾場所からの犠牲者情報は接到していない」と伝えた。
3弾目の航空爆弾は、市の歴史建築物である「デルジュプロム」の真向かいの地面に着弾したという。
同氏は、「大学の校舎の間の乾燥した噴水のそばの広場の地面に飛来した。デルジュプロムは、窓ガラスが割れた。噴水は無事だった。昨日噴水の近くに設置された新年のモニュメントが部分的に被害を受けた」と伝えた。
ハルキウ州軍行政府の情報では、現在6名が病院で治療を受けているという。
トップ写真:シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官(テレグラム)