無人機アクンジュにはウクライナ2社のエンジンが搭載される=トルコ企業
トルコの無人機メーカー「バイカル・マキナ」社は、同社製無人機「アクンジュ(Akıncı)」には、ウクライナのイウチェンコ・プロフレス社とモトール・シーチ社のエンジンが搭載されると説明している。
バイカル・マキナ社のハリュク・バイラクタル総裁がウクルインフォルムへのインタビュー時に発言した(リンク先はウクライナ語)。
バイラクタル氏は、「私たちは、450馬力を持つAI450エンジン(編集注:イウチェンコ・プロフレス社製)から始めた。プラットフォームとしてのアクンジュは、複数の配列を持つ。私たちは、海上型、インテリジェンス型、攻撃型と複数の型を持っている。異なる配列には異なるエンジンが必要となる。MS500(編集注:モトール・シーチ製)とAI450は、異なる配列で用いられることになる」と発言した。
同氏は、ウクライナ製のエンジンのアクンジュへの設置は、ウクライナのメーカーにとって良いプロモーションとなるだろうとし、またその分野での協力は、トルコとウクライナの関係を強化するだろうとし、「私たちは、ウクライナとトルコの戦略的関係を信じており、MS500が市場における新しいエンジンであることを計算に入れて行動している。プラットフォーム・アクンジュは世界中で知られており、類似品はほぼ存在しないのであり、そのため、エンジンにとっては良いプロモーションとなる。それは二国間関係にとって決定的なメリットである」と発言した。
なお、11月、イスタンブルにて開催されるSAHA Expoにおいて、ウクライナのイウチェンコ・プロフレス社とモトール・シーチ社と、トルコのバイカル・マキナ社の間で、エンジン供給に関する新しい契約が締結されていた。