国境には軍事的性格の現象は一切確認されていない=ウクライナ国防相
ウクライナのレズニコウ国防相は28日、現時点でウクライナ国境には昨年春の段階に起きていたことと著しく異なるような現象や行動は一切観察されていないと発言した。
レズニコウ国防相が最高会議(国会)にて発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
レズニコウ氏は、「現時点では、昨年春のイースター前に起きていたことと著しく異なるような軍事的性格を持つ現象も行動も一切観察されていない。私たちが追っている軍事面での唯一の相違点は、ベラルーシの状況だ。それは決定的に異なる。それはハイブリッド方策の集中であり、何よりも情報面で方策であり、またこの方策のマクロ経済状況への影響もある」と発言した。
同氏は、ウクライナの情報機関と軍総司令官は、国際パートナーと常にコンタクトをとっており、あらゆる情報を把握していると指摘した。
これに先立ち、26日、クレーバ・ウクライナ外相は、「ウクライナは米国とだけではなく、他のパートナー国とも、非常に緊密にコンタクトを維持しており、情報を交換して、治安上の評価を更新している。現在の現場の治安情勢について、私たちのパートナーが知らないことも、私たちが知らないことも、何もない」と発言していた。その際同氏は、ウクライナ国境沿いと被占領地に展開しているロシア軍の兵力数は多く、国家にとって直接的脅威をもたらすものだが、しかしながら、その数は、ウクライナの国境沿い全てで全面的侵攻を行うには不十分な数でもあると指摘している。