露占領軍の停戦違反件数急増、17日60回、宇軍人2名、民間人・施設に被害=ウクライナ国防省

東部情勢

2月17日、ウクライナ東部に駐留するロシア占領軍による停戦違反が60回と急増した。その内、ミンスク諸合意の禁止する大口径火砲の使用は43回。ウクライナ軍人が2名、民間人が2名負傷、3名が脳震盪を起こした。

18日、ウクライナ国防省広報室が公表した

発表によれば、攻撃が確認されたのは以下の地点。

ノヴォトシキウシケ(122ミリ口径榴弾砲、120ミリ口径迫撃砲等)

ヴォージャネ(120・82ミリ口径迫撃砲等)

トルジウシケ(82ミリ口径迫撃砲)

スタロフナチウカ(120・82ミリ口径迫撃砲等)

ピウデンネとマヨルシク(82ミリ口径迫撃砲等)

ロバチェヴェ(122ミリ口径榴弾砲、120・82ミリ口径迫撃砲等)

ノヴォセリウカ・ドルーハ

ルハンシケとスタリー・アイダル(122ミリ口径榴弾砲、120ミリ口径迫撃砲)

マルインカ(120・82ミリ口径迫撃砲等)

ノヴォズヴァニウカ(152ミリ口径迫撃砲)

スタニツャ・ルハンシカ(2回、122ミリ口径榴弾砲、120・82ミリ口径迫撃砲等)

ノヴォズヴァニウカ(122ミリ口径迫撃砲)

ピスキー(82ミリ口径迫撃砲等)

ホリミウシキー・マヨルシク(120ミリ口径迫撃砲等)

フリャシチウカとシーゼ(122ミリ口径榴弾砲)

アウジーウカ、シュミー、トラウネヴェ、ネヴェリシケ、ドネツィキー、オピートネ、フラニトネ(120ミリ口径迫撃砲)

シローキネ

その他、ドネツィク州では、敵の「オルランー10」と見られる無人機の衝突ラインを越えた飛行が確認されたとのこと。

これらの攻撃により、ウクライナ軍人が2名負傷した。

また、民間人2名が負傷した他、同日の敵の攻撃により、スタニツャ・ルハンシカの政府管理地域にある幼稚園、電線、送ガス管、民間の建物2軒が損壊した。幼稚園の従業員3名が脳震盪を起こした。また、ウルビウカにて火砲砲弾が着弾し、学校、送ガス管、民間施設が破損した。

ウルビウカの砲弾着弾の被害 写真:ポパースナ市軍事民間行政府のフェイスブック投稿

ノヴォズヴァニウカ砲弾着弾の被害 写真:シェヴェロドネツィク地区軍事民間行政府(フェイスブック)