OSCE監視団、2月17日、ウクライナ東部で870回の停戦違反を確認
東部情勢
ウクライナ全土を監視する活動を行っている欧州安全保障協力機構(OSCE)のウクライナ特別監視団(SMM)は、2月16日19時30分から2月17日19時30分までの24時間、東部ドネツィク・ルハンシク両州にて870回の停戦違反を確認した。
18日、SMMが日報第38/2022を発行した。
日報には、同観察期間では、ドネツィク州で222回の停戦違反、内135回の爆発を確認、ルハンシク州で648回の停戦違反、内402回の爆発を確認したと書かれている。
両州の停戦違反の合計数は870回であり、2021年の1日平均の停戦違反数の3倍強であった。
なお、ウクライナ統一部隊作戦本部は、17日にロシア占領軍による停戦違反が60回と急増したことを報告していた(編集注:SMMとウクライナ統一部隊は、停戦違反の計測方法が異なる。SMMは銃撃音や爆発音、砲撃目視などを各1回と数えるが、ウクライナ側は敵からの一連の攻撃を1回と数えている)。報告では、ウクライナ軍人が2名、民間人が複数名負傷したことが伝えられていた。