第4回ウクライナ武器支援会合開催 米国防長官「非常に生産的だった」
20日、「ウクライナ防衛問題コンタクト・グループ」(ラムシュテイン・フォーマット)会合がオンラインで開催され、約50か国の代表者が出席した。オースティン米国務長官は、多くの国がウクライナ軍の能力強化のために新しいイニシアティブを発表したとし、「非常に生産的だった」と伝えた。
ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
オースティン氏は、会合冒頭のスピーチでは、現在に30か国以上がウクライナに軍事サポートを提供していると述べ、その共同の努力がすでに現地の情勢の変化を生んでいると伝えた。さらに同氏は、先月のブリュッセルでの第3回会合の時点で、米国はウクライナに26億ドル以上の防衛支援を拠出しており、そこには12台の高機動ロケットシステム「ハイマース」提供が含まれている、ハイマースはウクライナ軍の火力を「著しく向上した」と伝えた。
また、会合後の総括記者会見時、オースティン氏は、「私たちは、緊急性を理解しており、支援の勢いを維持し、強めるために、あらゆる努力を行っている。それは今朝からの多くの新しい発表を含んでいる」と発言した。
同氏はまた、今回の会合には約50か国の国防省や参謀総長が参加したとし、「私たちは、世界中の国々が決定的に不可欠なシステムや弾薬の供給を増やし続けているのを見ている。それは、実に鼓舞される努力だ」と伝えた。
また、同氏は、武器の提供以外にも、いくつかの同盟国・パートナー国は、ウクライナ軍の武器使用訓練を行っており、また国によっては、ウクライナ軍の機材を修理したり、部品を提供したりしていると伝え、「この努力が伸びていくことを確信している」と強調した。
その他同氏は、レズニコウ宇国防省が前線の状況とウクライナ軍の緊急の必要について会合参加者に報告したことにつき謝意を伝えた。また、「コンタクト・グループの参加者全員が、ウクライナの人々の勇敢さとウクライナ軍人の能力に鼓舞された」と伝えた。
なお、バイデン米政権は19日、高機動ロケットシステム「ハイマース」の追加提供を含む、ウクライナに対する新たな安全保障支援パッケージの採択の発表準備を進めていると発表していた。