ウクライナ軍人のハイマース訓練はすでに200人が受けた=米統合参謀本部議長
米国のミリー統合参謀本部議長は、現時点ですでに200人のウクライナ軍人が高機動ロケットシステム「ハイマース」の使用訓練を受けており、さらなる訓練プロセスも継続していると発言した。
ミリー議長が20日に開催されたウクライナ防衛支援会合「ラムシュテイン4」後の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ミリー氏は、「今日の時点で、私たちはウクライナへ12台のハイマース・システムを提供した。それは、米国と私たちの同盟国が提供を約束していた20台以上の一部である。さらに、ハイマース訓練はウクライナ軍人200人が受けた。そして、さらに多くの軍人に対する訓練が継続している」と発言した。
同氏はまた、ウクライナ軍は効果的にハイマースを利用しているとし、ロシアの指揮所、兵站、火砲システムなどの目標物に攻撃を加えていると述べ、「それらの攻撃はロシア軍の能力を決定的に低下させた」と強調した。
加えて同氏は、米国、同盟国、パートナー国は引き続きウクライナに「祖国防衛とロシア侵略への対峙のために必要な」武器を提供し続けると明言した。
なお、20日、「ウクライナ防衛問題コンタクト・グループ」(ラムシュテイン・フォーマット)会合がオンラインで開催され、約50か国の代表者が出席した。オースティン米国務長官は、多くの国がウクライナ軍の能力強化のために新しいイニシアティブを発表したとし、「非常に生産的だった」と伝えた。