ロシア軍のミサイルの撃墜頻度が上がったのは人的要因=ウクライナ空軍
ウクライナのイフナト空軍司令部報道官は26日、敵のミサイルに対する撃墜効率が改善しているのは人的要因によるものであり、武器供給によるものではないと発言した。
イフナト報道官がメディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムにおける記者会見時に発言した。
イフナト氏は、ウクライナ軍の防空要員の練度が著しく高まっており、それによってミサイル撃墜の結果も改善したと指摘した。同氏はまた、「活性化は人的要員にて達成されているものであり、武器供給によるものではない。なぜなら、残念ながら、私たちはまだ、夢見ているような重要な武器は得られていないからだ。それは、長距離と中距離の防空システムである」と発言した。
さらに同氏は、ウクライナ軍はパートナー国から携帯式地対空ミサイルシステムの供給は受けているし、それらにより効果的に航空機やヘリへ着弾していると指摘した。
同時に同氏は、世界にはこれまでにウクライナ領に対して行われているような大規模なミサイル攻撃は経験したことがなかったのであり、そのため訓練には時間がかかったと述べた。また、ミサイルの中でもKh-22、Kh-21、イスカンデル、トーチカUは速度が極めて高いことから撃墜しにくいと伝えた。