ウクライナとドイツ、安保協定に署名 G7宣言を根拠
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ウクライナのゼレンシキー大統領とドイツのショルツ首相は16日、安全保障に関する二国間コミットメントに関する合意に署名した。
ショルツ首相がソーシャルメディア「X」アカウントで報告した。
ショルツ氏は、「必要な限りだ。ゼレンシキー氏と私は今日、私たちの長期の安全保障コミットメントに関する協定に署名した。歴史的な一歩だ。ドイツは、ロシアの侵略戦争に立ち向かうウクライナを支え続ける」と書き込んだ。
同協定は、ゼレンシキー氏のベルリン訪問時に署名された。
同日ウクライナ大統領府広報室は、「ドイツ連邦共和国とウクライナの安全保障協力・長期支援協定(Agreement on security cooperation and long-term support between the Federal Republic of Germany and Ukraine)」の全文を公開した。
なお、同日、マクロン仏大統領とゼレンシキー宇大統領もフランス・ウクライナ二国間安全保障協定への署名が予定されている。
これらのウクライナとの二国間安全保障協定締結の流れは、2023年7月のビルニュスNATO首脳会議の際にG7首脳が発表したウクライナ支援に関する共同宣言を根拠にしたもの。
これに先立ち、1月12日、スナク英首相はキーウを訪問し、ゼレンシキー大統領と英国・ウクライナ間の安全保障分野強力協定に署名していた。
ウクライナと日本も、昨年10月7日に、ウクライナの安全保証に関する二国間合意締結に向けた一回目の協議を行っている。