「ウクライナは私たちのために戦ってくれている」=ブリンケン米国務長官
米国のブリンケン国務長官は26日、ロシアの戦争はウクライナに対する侵略というだけでなく、国際システムの中心的原則に対する攻撃なのであり、ウクライナは自らのためだけでなく、私たちのためにも戦ってくれているのだと発言した。
ブリンケン国務長官がイタリアで開催されたG7外相会合後に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ブリンケン氏は、「現実はこうだ。ウクライナは私たちのために戦ってくれている。自らのためだけでなく、私たちのために戦ってくれている」と強調した。
その際同氏は、多くの国がウクライナ防衛に関与している理由は、ロシアの戦争が「ウクライナに対する侵略というだけでなく、平和と安定を維持するために必要な国際システムの中心部の原則そのものに対する侵略だからだ」と説明した。
その点で同氏は、欧州内外の国々からのウクライナの支援は強力であり続けるべきだとし、「そして私は、米国もまた努力を継続することを期待している」と発言した。
その他同氏は、現在のように負担を分担する優れた例はこれまでに見たことがないと指摘し、「32年間私が働いてきた間、米国はウクライナ支援へ著しい投資を行った。過去2年半で約1000億ドルであるが、私たちの世界中のパートナー国、同盟国は、それ以上行ってきた。約1500億ドルである」と伝えた。
また同氏は、これらの投資は、それを拠出している全ての国に役立つものだと強調した。