ルーマニア、ウクライナと共同で対艦ミサイル「ネプトゥーン」の開発を計画=報道

ルーマニアは、他の欧州の国々の例にならい、ウクライナと共に兵器を開発することを計画しており、とりわけ、対艦ミサイル「R360 ネプトゥーン」に注目している。

軍事ニュースサイト「アーミー・レコグニション」が報じた

報道によれば、2023年4月に、ウクライナの防衛産業が「ネプトゥーン」の近代化に取り組んでいることが明らかになったという。ただし、その努力の最終的な結果は明らかになっていない。

そして、ルーマニアは、黒海海上を自国領からコントロールするためにウクライナを同盟国とすることを望んでいるという。ルーマニア・ウクライナ軍事産業パートナーシップの計画は、戦後を想定したものだという。

空中発射型の仏製「SCALP-EG」と異なり、「ネプトゥーン」は陸上から発射され、陸上と海上の目標を最大400キロメートルの射程で攻撃が可能。この能力は紛争に戦略的な役割を果たしていると指摘されている。またこのミサイルが2022年の全面戦争初期にロシアの巡洋艦「モスクワ」を破壊したことが喚起されている。そして、潜在的には、ウクライナが使用している類似の射程距離を持つ唯一の兵器である米国製「アタクムス」と競合する可能性があると書かれている。

その他、報道には、ルーマニアは、少なくとも黒海沿岸の一部がウクライナのコントロール下に残ることを望んでいると指摘されている。