米国、露クルスク州情勢に関する詳細な意図につきウクライナに問い合わせ中

米国のカービー米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は10日、同国は、ウクライナのロシア領クルスク州での作戦の目的と戦略をより良く理解するためにウクライナと連絡を取り続けていると発言した。

カービー戦略広報調整官が記者会見時に発言した

カービー氏は、「私たちはウクライナの同僚と連絡を取り続けており、彼らが何を行っているか、彼らの目的は何か、どのような戦略かということをより良く理解するために作業している」と発言した。

同時に記者からクルスク情勢へのコメントを求められた際には、同氏は直接的には答えず、「私たちはウクライナの同僚と連絡を取り続けており、その協議が終わり、彼らがそこで何を行っているかについてより完全な理解を得ない内は、現地で何が起こっているかについて、形容することを控える」と発言した。

さらに同氏は、クルスク州でのウクライナの行動は、米国によるウクライナに供与した武器のロシア領への攻撃に関する使用制限に反していないと指摘した。

その際同氏は、「彼らはそれを、私たちが以前、越境攻撃のために米国の武器を使うことができると述べた空間で使っている。最終的な目的は、ウクライナの自衛を支援することであり、私たちは、ウクライナがそれについて何を述べるか見守るつもりだ」と発言した。