イタリア、ウクライナへ2基目の防空システム「SAMP/T」を今月中に引き渡しへ

イタリアのクロゼット国防相は17日、ウクライナに対して9月中に2基目の防空システム「SAMP/T」を引き渡すと発言した。

伊RAIが報じた

クロゼット国防相は、会議「防空・ミサイル防衛欧州貿易」の閉会時の演説にて、「今月末までに新しいシステム『SAMP/T』がウクライナへと届けられる。私たちは、毎分の遅れがどのような代償をもたらすか知っている」と発言した。

これに先立ち、タヤーニ伊首相は、イタリア国防省は2基目の「SAMP/T」のウクライナへの発送に向けた準備をしているところだと発言していた。

「SAMP/T」(別称「MAMBA」)は、フランスとイタリアが共同開発した防空システムで、同時に10点の目標を迎撃可能。欧州で開発されたものの中では、現在唯一弾道ミサイルに対応できるものとなる。

また、イタリアとフランスは、2023年に1基目の「SAMP/T」をウクライナへと共同で供与していた。