バイデン米大統領、長射程ミサイル「アタクムス」のロシア領への使用をウクライナに許可=報道

バイデン米大統領は、ウクライナに対して、クルスク州の自戦力を防衛するためにロシア領内の目標に対して長射程ミサイル「アタクムス(ATACMS)」を使用することを初めて許可した。

米ニューヨークタイムズが米政権内関係者の発言をもとに報じた

関係者は、おそらくその武器は最初、ロシア領クルスク州内のウクライナ戦力を守る目的で、ロシア軍人と北朝鮮軍人に対して使用されるだろうと発言した。

また関係者は、バイデン氏は、ロシアが北朝鮮軍人をウクライナに対する戦争に参加させた後に、ロシア深部への長射程ミサイル「アタクムス」の使用許可をウクライナに与える決定を下したと補足した。

関係者は、今回のバイデン氏の決定が戦争の流れを根本的に変えることは予想していないものの、バイデン氏が政策を変更したことの目的の1つは、北朝鮮に対して、彼らの戦力が攻撃にさらされており、彼らはこれ以上戦力を送るべきではないというメッセージを送ることにあると説明した。

さらに関係者は、おそらくウクライナはクルスク州のウクライナ部隊に脅威をもたらすロシア・北朝鮮部隊に対してミサイルを使用するだろうとしつつ、バイデン氏が他の場所でその武器を使用することを許可する可能性もあると発言した。

ウクライナ部隊は、ロシア深部のロシア・北朝鮮部隊の集積地、重要な軍事品、兵站拠点、弾薬庫、補給ラインを攻撃するためにアタクムスを使用することができるようになるという。

また、ロイター通信の関係者によれば、ウクライナは「近日中に」ロシア深部を米国の長射程兵器で攻撃することを計画しているという

修正(11月18日9時30分):エイタクムス→アタクムス