米国、ウクライナへの7億2500万ドルの新しい安保支援を発表

米政権は2日、ウクライナに対して、総額7億2500万ドルの新しい安全保障支援パッケージを発表した。今回の支援には、高機動ロケットシステム「ハイマース」用弾薬、榴弾砲砲弾、無人機、携帯地対空ミサイル「スティンガー」などが含まれている。

同日、ブリンケン米国務長官の声明が発出された。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ブリンケン氏は、「9月26日にバイデン大統領が発表していた安全保障分野の支援を増やす一環で、米国は、ロシアの攻撃から自衛する私たちのウクライナのパートナーたちが緊急に必要としている武器と機材からなるさらなる重要なパッケージを提供する」と指摘した。

同氏は、今回の支援パッケージには、国防総省の倉庫にある総額7億2500万ドル相当の兵器が出されると伝えた。

また国防総省広報室は、今回の支援内容の一覧を以下のとおり公開した

・防空システム「ナサムス」用弾薬

・携帯地対空ミサイル「スティンガー」

・対無人航空機システム(c-UAS)用弾薬

・高機動ロケットシステム「ハイマース」用弾薬

・155ミリ・105ミリ口径榴弾砲砲弾

・無人航空機システム

・非永続性地雷

・TOW対戦車ミサイル

・対戦車ミサイルシステム「ジャベリン」「AT4」

・小火器・弾薬

・解体装置・弾薬

・重要国家インフラ防護用機器

・予備部品、補助装備、サービス、訓練、輸送