ウクライナへの平和維持部隊ではトルコが重要な役割を担うかもしれない=ポーランド首相
ポーランドのトゥスク首相は13日、ウクライナへの派遣が検討されている国際平和維持軍においてはトルコが重要な役割を担うかもしれないと発言した。
トルコを訪問したトゥスク首相がワルシャワへと帰国してからの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
トゥスク氏は、「ウクライナでの停戦とその後の和平の達成後に状況安定化に関する自らのプレゼンスについてトルコが迷うことのないよう、私はエルドアン大統領に推薦し、説得した。トルコはNATO加盟国であり、もしかしたら、トルコはウクライナの停戦、その後の和平の保証において重要パートナー国の1つだと受け止められるような立場を維持しているかもしれない」と発言した。
また同氏は、エルドアン土大統領は、ポーランドはウクライナへと部隊を派遣するつもりがなく、NATOの東翼、すなわちロシアとベラルーシとの間の国境を守るつもりの同国の立場に理解を示していると伝えた。
同氏はさらに、トルコはまた黒海海上の状況安定化に積極的に関わる準備があるとも発言した。その際同氏は、ウクライナの商品が第三国の市場に到達し、それによって欧州とポーランドの経済状況が不安定にならないようにするためには、「安定した安全な輸出海路」の保証が非常に重要だと指摘した。
加えて同氏は、ポーランドはトルコと軍事分野と両国の防衛産業の面で緊密に協力する意向があると伝えた他、ポーランドは民間航空や鉄道輸送の分野でもトルコと協力を発展させる計画だとも述べた。