「ウクライナの中立地位について話す準備があるとは一度も言っていない」=ゼレンシキー宇大統領
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ウクライナのゼレンシキー大統領は20日、ウクライナの中立化について提起しているのは最後通牒を突きつけているロシアだと発言した。
ゼレンシキー大統領がオスロ訪問時のストーレ・ノルウェー首相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「私は、ウクライナの中立地位について協議する準備があるとは一度も言っていない。そのようなことは一度も言われていない。それは、ロシア人が出したものだ。彼らが私たちに最後通牒を持ってやってきた時である。そこには、プーチンは提案したのですらなく、私たちからウクライナ軍の縮小を要求していることが書かれていた。(中略)5〜8万人にだ。違いをイメージしてほしい。現在(ウクライナ)軍は80万人でロシアを止めている。つまり、彼らが望んでいることを想像して欲しい。中立とは、あらゆる意味での非ブロック化だ。さらに彼らは、私たちが被占領地をロシア領と認めることを望んでいたし、それ以外に多くのことを望んでいた。私たちは常に、何を協議しているのかよくわからないと述べていた。それは最後通牒だ。それは戦争終結の提案ではない」と強調した。
また同氏は、ウクライナにとっての最も安価な安全の保証は、NATO加盟であるとし、ただし現在米国がそれに反対していると指摘した。
修正(20日18:02):ゼレンシキー大統領のNATOについての言及を追加