和平合意の翌日に再保証軍がウクライナへ派遣される=マクロン仏大統領

フランスのマクロン大統領は27日、露宇戦争の和平合意の締結後再保証軍がウクライナに派遣されることになると発言した。

マクロン大統領がパリで開催された有志連合首脳会合の後の記者会見時に発言した。スカイニュースが報じた

マクロン氏は、ウクライナへの「再保証軍(reassurance force)」が安全の保証の役割を担い、和平合意の翌日には配備されることになると発表した。

マクロン氏は、同構想はウクライナの要請を受けた英国とフランスのものだと発言した。

また同氏は、この部隊は計画段階だが、停戦を維持する「平和維持軍」の代わりになるものではないと述べた。

そして同氏は、複数の国が再保証軍へと貢献していくが、それはコンタクト・ライン上に展開されるのではなく、代わりに「戦略的場所」に配置されると述べた。

同氏はさらに、「有志連合」の全ての国が参加するわけではないとし、「全会一致ではない」と述べつつ、「私たちはそれの達成のために全会一致は必要としない」とも補足した。

同氏は、「この再保証軍は、コンタクト・ライン上の平和維持軍や、強力かつ強固なウクライナ軍に代わるべきものではない」と述べつつ、さらなる議論が必要だと加えた。

その他同氏は、スターマー英首相との協議の後に、両国首脳は「ウクライナのパートナーと緊密に作業するべく、近日中に仏英チームをウクライナに派遣するよう、両国国防相に指示を出す」と述べ、チームはウクライナ軍の形式の準備を行っていくと補足した

これに先立ち、マクロン大統領は26日、フランスと英国が協議しているウクライナへの欧州平和維持軍の案は衝突ラインに直接部隊を展開させることは想定していないとし、停戦維持をフォローしていくのは、その他の部隊であり、もしかしたらそれは国連のものになるかもしれないと発言していた

写真:大統領府