大富豪たちは国家に対する態度を変える準備がある=ゼレンシキー大統領
ゼレンシキー大統領は、ウクライナの大富豪(オリガルヒ)たちはウクライナ国家への態度を変える準備があり、またビジネスの独占はなくなるべきだとの考えを示した。
13日、ゼレンシキー大統領がキーウ(キエフ)で開催されているヤルタ欧州戦略会議(YES)の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
大統領は、「私たちの国の大きなビジネス、別名『オリガルヒ』に関してだが、彼らは、確かに単なる一つの製造業をコントロールしているのではなく、複数の分野そのものをコントロールしている。そこで、私たちは、当たり前のルールを提案した。それは、今後ウクライナでは独占する者は存在してはならない、というものだ…。私は、彼ら(オリガルヒ)自身、既に自らの態度を変える容易があるのだと思っている。自らのメンタリティを、だ」と発言した。
大統領は、ウクライナには開かれた市場がなければならないと述べた。また、大統領は、オリガルヒたちとの会話は難しいと述べ、しかし、オリガルヒも政権の意見を聞くであろうとし、「もし聞かないなら、彼らと話すための別の手段を見つけざるを得なくなる」と発言した。
大統領は、「この国は、オリガルヒたちに非常に多くのものを与えた。時間、大金、可能性。しばしば、国家から資金を持ち出す機会もだ。もしウクライナが破綻してしまったら、皆が国外に逃げてしまったら、彼らの大きなビジネス、工場、独占的分野はどうなるのか、彼らは何のためにビジネスをここで所有する意味があるのか。誰が工場で働くのか。彼らはそれを理解していると思う。私は、彼らは既に、自らのメンタリティを変えつつあると思っている」と発言した。
大統領は、政権は反独占委員会を刷新しようとしており、既に副委員長を交代させたと述べ、「反独占委員会の委員長がどのように活動するか、見てみようではないか」と発言した。
写真:YES © 2019、セルヒー・イリン、オレクサンドル・インディチー、オレクサンドル・ピリュヒン