内閣、国営ナフトガス社の総裁を交代
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閣僚会議(内閣)は、国営ナフトガス社のアンドリー・コボリェウ総裁を解任し、ユーリー・ヴィトレンコ・エネルギー相代行を新総裁に任命した。
28日、政府ポータルサイトが発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
発表には、2021年4月28日にナフトガス社監査委員会委員とアンドリー・コボリェウ総裁の権限が停止されるとある。同時に、監査委員会委員は新委員が選出されるまで代行の形で権限を執行し続け、新総裁職にユーリー・ヴィトレンコ氏を選出・任命する決定が採択されたと書かれている。
また、同社新幹部には、ウクライナ産天然ガスの採掘量増加、ウクライナでの完全かつ公正なガス市場の形成の促進が課題が提示されるとのこと。
なお、ヴィトレンコ氏の総裁任命に伴い、エネルギー相代行には、ユーリー・ボイコ・エネルギー次官が任命された。
これに先立ち、2020年3月、閣僚会議は、アンドリー・コボリェウ氏のナフトガス社総裁任期を4年間延期する決定を採択していた。
ユーリー・ヴィトレンコ氏は、2014年から2020年にかけて、ナフトガス社専務取締役を務めていた人物。2020年12月からは、エネルギー相代行を務めていた。