ドイツは「水素外交局」をウクライナに設置予定=ベーアボック独外相
ドイツのベーアボック外相は17日、ドイツ政府はウクライナに「水素外交局」を設置する予定だと発言した。
キーウ(キエフ)訪問中のベーアボック独外相がクレーバ宇外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ベーアボック氏は、「ドイツ政府は、もうすぐキーウに水素外交局を解説する。それは、具体的プロジェクトをできるだけ早く開始するためだ」と発言した。
また同氏は、今回の訪問の際に、ウクライナ政権高官と水素分野の専門家と会談する予定だと伝えた。
ベーアボック氏は、両国のエネルギー協力は特別なものであり、パリ気候変動サミットの目的達成、エネルギー効率向上、エネルギー主権、エネルギー独立の観点から、中心的な議題であると発言した。同氏は、そのために再生可能エネルギー源の大規模な建設、グリーン水素の利用が必要だと強調した。
同時に同氏は、ロシアがウクライナに対して更なる侵攻を開始した場合の独露間新天然ガスパイプラインプロジェクト「ノルド・ストリーム2」停止の可能性に関する質問2回しては、明確な回答はせず、そのような行動の代償はクレムリンにとって非常に高くなるだろうとのみ発言した。
なお、2020年8月、ドイツ・ウクライナ間の二国間エネルギー・パートナーシップが始められている。
写真:dpa