ゼレンシキー宇大統領、新しいオンライン募金支援サイト「ユナイティド24」を発表
ウクライナのゼレンシキー大統領は5日、オンラインで戦時下のウクライナを支援するために、用途を選択可能な募金用ウェブサイト「ユナイティド24」の運用開始を発表した。
ゼレンシキー大統領がツイッター・アカウントで紹介した。
ゼレンシキー氏は、「私たちは、グローバルなイニシアティブ『ユナイティド24』を開始する。その初めの部分は、ウクライナ応援のための募金用のオンライン・プラットフォームだ。そして、もうすぐ、これにさらなる別のプロジェクトやプログラムが加わっていく」と伝えた。
さらに同氏は、この募金サイト「ユナイティド24」では、世界中のどんな国からでも「1クリック」で募金ができると指摘した。
「現在、自由世界全体がウクライナの周りで団結している。国家、企業、国際機関、そして何より、人々がまとまっている。そしてその人々の中には、あなたもいる。私たちは、一緒になることでのみ、ロシアが始めた戦争を止め、ロシアが壊したものを再生する力を持つのだ。一緒になることで、私たちは、自由を助け、専制体制に勝利できるのだ」と発言した。
ゼレンシキー氏は、ウェブサイトを通じた募金により、ウクライナ軍人あるいは民間人を支援する、またはウクライナの復興を支援することができると伝えた。募金は直接、ウクライナ中央銀行の関連する省の口座へと送金されるという。募金状況の報告は、24時間ごとに更新される(編集注:「ユナイティド24」の名前の由来)。そして同氏は、「一つ一つの貢献が、勝利のために意味を持つ。募金して欲しい。防衛するために。救うために。復興のために」と呼びかけた。
同氏はまた、「ウクライナは現在、自らの自由のためだけではなく、全民主的世界のために戦っているのだ」とし、「私たちは、あなた方のウクライナの勝利への貢献、自由の勝利への貢献を決して忘れない」と強調した。
今回紹介さっれたウェブサイト「ユナイティド24(UNITED24)」は、トップページにイニシアティブの説明が英語で書かれており、「MAKE A DONATION(募金する)」をクリックすると、次に募金の用途として「DEFENCE AND DEMINING(防衛と地雷除去)」「医療(MEDICAL AID)」「ウクライナの復興(REBUILD UKRAINE)」の3つを選ぶことができるようになっている。その後募金の手段(クレジットカード、銀行送金など)を選び、募金額を確定する(CONFIRM AMOUNT)ことで募金が行えるようになっている。
トップ写真:大統領府