日本政府、ウクライナ産小麦をソマリアへ輸出する食料支援発表
日本政府は11日、ソマリアの深刻な食料危機に対する支援として、ウクライナ産小麦のソマリアへの輸出を通じた総額1400万ドルの支援の実施を決定したと発表した。
日本外務省広報室が公表した。
発表には、11日、日本政府は、ソマリア連邦共和国における深刻な食料危機に対する支援として、1400万ドルの緊急無償資金協力を実施することを決定したと書かれている。
具体的には、今回の緊急無償資金協力により、日本は、ウクライナ政府から無償で提供されるウクライナ産の小麦を、国連世界食糧計画(WFP)を通じて、ソマリアへ輸送する支援を行うという。
また、外務省は、日本は「ロシアによるウクライナ侵略の影響による小麦価格等の高騰により、食料危機の深刻化が懸念されている国々に対する支援」に取り組んでいくと伝えた。とりわけ、このような取り組みは、「自由で開かれたインド太平洋」の実現の観点から重要であると指摘している。