ウクライナのエネルギー分野の状況には若干改善が見られる=エネルギー相
ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は27日、エネルギー省は発電機の数を増やし、電力供給の機会を拡大するために作業をしており、すでに電力システムの状況には改善が見られると発言した。
エネルギー省広報室がハルシチェンコ大臣の発言を伝えた。
ハルシチェンコ氏は、「攻撃と攻撃の間の時間を私たちは2つのことに利用している。1つは、発電量拡大によって不足を減らすことだ。それは今も行われている。2つ目は、発電機から消費者への送電機会の拡大だ。特に、電力が閉ざされている地域(編集注:十分な電力があるが、他地域と接続できていない地域)からの送電である」と発言した。
また同氏は、現在電力分野全体が24時間体制で毎日活動しているとし、エネルギー省は状況を常時モニターしているし、電力事業者も関連本部も常に活動しており、電力システムにはすでに状況の改善が見られると指摘した。
同時に同氏は、電力インフラへの攻撃のリスクは残ったままであり、特に年末年始の祝日にリスクがあるとしつつ、同時に、敵のミサイルの撃墜の割合、電力インフラ施設の防衛の水準は非常に高いとも指摘した。
同氏は、「現在、停電計画遵守のノンストップ調査が行われている。1つ1つの州に消費者間で配分される根拠ある制限が導入されているからだ。国家エネルギー監査委員会、国家エネルギー・公共サービス規制委員会、保安庁が参加する常設委員会が活動しており、同委員会が操作や違法な電力遮断を摘発している」と伝えた。