露軍の変電所攻撃によりザポリッジャ原発が停電の危機=宇エネルギー省

ウクライナのエネルギー省は1日、ロシア軍の変電所への攻撃により、ロシアが占拠するザポリッジャ原子力発電所への送電に用いられている送電線の2本の内1本への通電が止まったと発表した。

エネルギー省広報室が伝えた

発表には、「ロシアの主要変電所への攻撃により、占拠されているザポリッジャ原発の送電線の内1つへの通電が停止。原発は再び停電の際(きわ)にある」と書かれている。

また同省は、電力事業者は、敵の攻撃の被害を取り除き、原発への完全な送電をいち早く再開するために作業をしていると伝えた。

発表にて、ハルシチェンコ・エネルギー相は、「ロシアの新たなテロ行為が占拠されているザポリッジャ原発での事故の脅威を生み出した。私たちは、国際原子力機関(IAEA)の決議を速やかに履行し、占拠する原発をウクライナの管理に戻すよう要求する。ザポリッジャ原発の安全な運用は、ウクライナのコントロール下でのみ可能である」と発言した。

写真:エネルホアトム