ウクライナの地下貯蔵施設のガス埋蔵量、123億立方メートルに達する

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コンサルティング会社「ExPro」は、10月1日現在でウクライナの地下貯蔵施設のガス埋蔵量が124億立方メートルを超えたと伝えた。

コンサルティング会社「ExPro」が発表した

発表には、2023〜2024年の前回暖房期、ウクライナでは、発電に関連して需要が増加したにもかかわらず、地下貯蔵施設から使用された天然ガスの量は約68億立方メートルだったと書かれている。また、今回の暖房期には、特に発電のためのガス消費量は、前期と同水準になると予想されているという。

同社はまた、「同時に、ウクルハズヴィドブヴァンニャ社による天然ガス採掘量の増加とウクルナフトブリンニャ社の追加資源により、ウクライナの消費者による引出し量は、前回の秋・冬期間よりも少なくなる予定である。したがって、貯蔵施設に貯蔵されている天然ガスは、冬を乗り切るのに十分である」と指摘した。

また、暖房シーズンが開始するまでまだ約1か月あり、貯蔵施設にはさらに天然ガスを貯蔵することができると書かれている。

同社によると、9月初めから、ナフトガス・グループは冬に向けた追加備蓄のために、EBRDの資金で購入した欧州からのガスの注入を開始していたという。そのため、9月中にナフトガス社は約1億5800万立方メートルのガスをウクライナの地下貯蔵施設に注入。10月には、さらにガス注入量が増加する見込みだという。

コーヴァリExPro社総裁は、「今年、ガス注入は極めて困難な状況下、特に激しい砲撃の下で行われた。それでも、私たちは、地下貯蔵庫へのガス注入動向に肯定的な動きを見ている。第一に、ウクライナのガス採掘量の増加である。第二には、ナフトガス社が海外で一定量の天然ガスを購入し、地下貯蔵施設の『税関庫』に注入することで予備を形成していることだ」とコメントした。

※これは、パートナー企業のニュースです。

写真:ウクルトランスハズ