欧州投資銀行、ウクライナのエネルギー部門と重要インフラの復旧のために3億ユーロ融資へ
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ウクライナと欧州投資銀行(EIB)は9日、EIBがウクライナに対して、エネルギー部門と重要インフラの復旧のために3億ユーロの融資を行っていく合意に署名した。
ウクライナのシュミハリ首相がテレグラム・チャンネルで報告した。
シュミハリ氏は、「EIBは、ウクライナに対してエネルギー部門と重要インフラの復旧に3億ユーロを供与する。ブリュッセルでのカルビニョEIB総裁との会談時に関連の合意に署名が行われた」と伝えた。
シュミハリ氏は、具体的に、ウクライナは同銀行から集中暖房、エネルギー効率改善の投資、発電・発熱設備といった設備の購入に1億ユーロ、上下水道の改善プロジェクトに1億ユーロ、上下水道施設、熱供給施設の復旧、教育、保健、住宅部門の基本的社会サービスの近代化にさらに1億ユーロを受け取ると説明した。
また同氏は、EIBは、ロシアの全面侵攻が始まって以来、20億ユーロ以上を緊急融資として動員してきたと喚起し、同銀行の積極的なサポートに謝意を伝えた。