カホウカ水力発電所爆破により12名死亡、42名行方不明=ウクライナ内務省
ウクライナ内務省は12日、南部カホウカ水力発電所のダムのロシア軍による爆破の結果、児童7名を含む42名が行方不明となっており、またすでに12名の死亡が確認されていると発表した。
内務省がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
発表には、ヘルソン州では13時時点で、46の自治体が水没しており、その内32(3801軒の建物)が政府管理地域にあり、14がロシア軍による一時的占領地域にあると書かれている。
また、「避難したのは2743名、その内205名が児童、76名が移動困難な人である。8名が死亡。42名が行方不明者であり、内7名が児童だ」と報告された。
ミコライウ州では、31の自治体が水没しており、避難した人物は982名、その内167名が児童、2名が死亡したという。
ドニプロペトロウシク州では、32の自治体の約16万5000世帯で水供給が止まっており、水の配給、と安定した供給手段の模索が続いていると報告された。
クリメンコ内務相は、「水没した自治体での水位の安定した低下を確認している。私たちは、人々へ負傷や盗難の事例を警告するための安全方策を強化している」と発言した。
さらにヘルソン州の10人は、個人資産の水没につき通報しており、1927件の通報がすでに登録されていると伝えられた。
写真:エネルギー省