G7外相、ロシアに対し、ウクライナ海軍軍人の解放を要求
G7外相は、ロシアに対して、ケルチ海峡近海で拘束したウクライナ海軍軍人を解放し、国際法を遵守するよう要求した。
30日、G7議長国のカナダが拡散したG7外相声明に記載されている。ウクルインフォルムの特派員がカナダから伝えた。
声明には、「私たち、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、イギリス、アメリカ、EU上級代表は、緊張を危険なほどに高めることとなった、ケルチ海峡とその周辺の海でのロシアのウクライナに対する行動に関し最大限の懸念を表明する」とし、加えて、「ロシアがウクライナ海軍軍人と船舶に武力を用いたことについては、正当化はし得ない」と強調されている。
また、「私たちは、抑制、国際法への然るべき尊重、そしてさらなる情勢激化を防止するよう呼びかける。私たちは、ロシアに対し、拘束した船員と船舶を解放し、ケルチ海峡を通じた合法的な通行を妨害しないよう呼びかける」と書かれている。
また、G7各国は、ロシアのクリミア 併合に対し、「私たち、G7加盟国は、ロシアによるクリミア 半島の併合を現在も認めておらず、将来にわたっても決して認めないことを再確認する。私たちは、ウクライナの主権と領土一体性を揺らぎなく支持していることを改めて確認する」とある。