米国務次官補代理:ウクライナは露に拘束された自国軍人を捕虜と認定する権利がある
ロシアは、ジュネーヴ条約に違反した。そして、同国は、またウクライナに海軍軍人を返さなければならない。
4日、キーウ(キエフ)を訪問中のジョージ・ケント・アメリカ国務次官補代理がLB.ua通信にコメントした。なお、同次官補代理は、本年7月まで在ウクライナ米国大使館第一次席であった人物。
ケント次官補代理は、「ロシアは、国際法、ジュネーヴ条約に違反した。そして、ウクライナは、自らの海軍軍人を捕虜と認定する完全な権利を有している」と発言した。
そして、同次官補代理は、ロシアはウクライナに全ての海軍軍人を返さなければならないと指摘した。
なお、11月25日、ロシア連邦の国境警備船が、オデーサからマリウポリへ向かっていたウクライナの艦船3隻に対し激突や砲撃などの攻撃的行為をとった。その後、ロシア特殊任務部隊がこの3隻(ベルジャンシク、ニコポリ、ヤニ・カプ)をだ捕した。ウクライナ海軍の情報では、この3隻に乗っていた24名のウクライナ軍人全てが拘束された。
また、拘束された軍人のうち、21名はモスクワの拘置所「レフォルトヴォ」へ移送、3名は病院「マトロスカヤ・ティシナ」へ運ばれたことが判明している。