ブチャでロシア占領の犠牲者の追悼式開催

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ウクライナのゼレンシキー大統領は31日、キーウ州ブチャがロシアの占領からの解放から3周年に合わせて、占領の犠牲者を追悼した。

ゼレンシキー大統領がXアカウントにて報告した

ゼレンシキー氏は、「3年前、私たちの戦士がブチャをロシアの占領者から解放した。そして、世界は、ロシアの占領とは何かを見ることとなった。人々が通りで殺され、人々が拷問され、普通の家の庭に人々が埋められていたのだ。その時から、世界では誰も、ウクライナが何を守っているかを知らないと述べることはできなくなった。ウクライナは、自らの人々の命のために戦っている。ロシア占領者が行ったことを私たちの大地で誰も決して繰り返すことのないようにするためだ」と伝えた。

写真:大統領府

ゼレンシキー氏は、オレーナ・ゼレンシカ大統領夫人と一緒に、聖アンドリー協会の敷地内に設置されている追悼碑の前に追悼用のランプを捧げた。

そして同氏は、「ロシア戦争に命を奪われた全ての人に永遠の記憶あれ! ウクライナを守っている私たちの全ての人々に永遠の感謝あれ!」と伝えた。

ブチャ脱占領3周年の式典には、ステファンチューク最高会議議長、シュミハリ副首相、イェルマーク大統領府長官に加え、ベルギー、英国、デンマーク、エストニア、アイスランド、スペイン、リトアニア、ルクセンブルク、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロベニア、フィンランド、クロアチア、チェコ、スウェーデン、欧州議会の議長や代表者が出席した。

なお、2022年2月27日、ロシア軍はキーウ州ブチャに侵入。33日間の占領期間で、ブチャ地区では、ロシア占領者による9000件以上の犯罪が行われ、37人の児童を含む、1400人以上の民間人が殺されていた。