急進党幹部、内閣の会合に押し入り、一時騒然

20日、急進党会派の議員は、リャシュコ党首を筆頭に閣僚会議(内閣)の会合に強引に押し入り、会議が中断されるなど一時騒然となった。

ウクルインフォルムが現場から伝えた。

フロイスマン首相は、自身のもとにリャシュコ急進党党首と他の議員が迫った際、同党首に発言の機会を与えた。

リャシュコ党首の主張は、一度契約が延長されないとされていたコボレフ・ナフトガス社総裁について、同日の内閣会合でフロイスマン首相が契約を延長する意向を示したことにつき、「どのような根拠で、内閣はコボレフと契約を延長するのか」と尋ねるとともに、急進党は、同総裁との契約を延長しないこと、ガス料金値上げの政府決定を無効化すること、年金額を上げることを要求すると発言した。

フロイスマン首相は、リャシュコ急進党党首の発言を聞き終えてから、同党首が政府活動規範に違反した行動を取ったと指摘し、「内閣会合会場に押し入ることは、極めて非文化的行為である」と発言した。

フロイスマン首相は、リャシュコ党首に対して、「最近まで年金は900フリヴニャであり、課税対象であった。私たちは、これを廃止し、年金額を、最低賃金とともに、上げ始めた」と説明するとともに、「私たちはようやく人間的給与を与えられるようにしている。選挙看板から給与は支払われない。政治家がスローガンを述べているが、彼らはしばしばその内容に責任を負わない」と発言し、リャシュコ党首が政治的宣伝をしていると批判した。

首相は、2017年までの年金システムは破綻していたとし、政府が年金基金の負債問題を解決し、年金額の挙げられるシステムを作り出す課題を設定したことを説明した。

これに先立ち、同日、フロイスマン首相は、閣僚会議会合にて、コボレフ・ナフトガス社総裁との契約を1年間延長する意向を表明していた。