英国、過激主義対策ハンドブックからウクライナの国章を除外へ

英国当局は、過激主義対策ハンドブックから、ウクライナの国章である三又の矛を除外する。

23日、在ウクライナ英国大使館がツイッター・アカウントにて発表した

発表には、「警察のテロ対策局の声明『私たちは、ウクライナのパートナーと密接かつ実務的な関係を有しており、誰かを侮辱する意向はなかった。私たちは、ウクライナの外務省と大使館の代表者と面会し、マーク・シンボルのハンドブックから三又の矛を取り除くことを決定した』」と書かれている。

これに先立ち、20日、ウクライナ外務省が、英国警察の過激主義対策ハンドブックにウクライナの国章が加えられた件につき、英国外務省と警察からの公式コメントを待っており、本件事実が確認された場合には、国章をリストから除外するよう要求するとするコメントを発出していた。

20日、英国政府報道官は、ウクライナ外務省コメントへ返答する形で、本件につき遺憾を表明していたが、このハンドブックが今後もそのまま用いられるのか、問題の箇所が削除されるのかについては、説明していなかった。