クリミア問題大統領代表、大陸側からクリミアへの水供給は行わないと明言

南クリミア水路を通じた被占領下クリミアへの水供給を再開する予定はない。

4日、アントン・コリネヴィチ・クリミア自治共和国ウクライナ大統領代表がフェイスブック・アカウントで伝えた

コリネヴィチ氏は、「マスメディアに現れた、クリミアへの水供給再開の可能性と『キーウ(キエフ)から委員会が訪問する』ことを関連付けた数々の噂に関し、その情報が事実に反することを指摘する」と書き込んだ。

同氏は、2月11、12日、最高会議の人権問題委員会が南部ヘルソン州を訪れて遠征会合を開くことになっているが、その目的は、被占領下にあるクリミア自治共和国とセヴァストーポリに関係する問題を把握するためだと伝えた。

同委員会は、大陸側とクリミアを繋ぐ通過検問地点「カランチャク」と南クリミア水道を封鎖しているダムを視察する予定だが、コリネヴィチ氏はそれは検問地点とダムの位置が近いからだという。

同氏は、「誰も水供給再開の話などしていない。同水路からのクリミアへの水供給は、脱占領後だ。脱占領まで、一切の水は供給されない。委員会の遠征会合は、水供給問題とは一切関係なく、被占領下クリミア自治共和国との行政境界線の近くの状況を視察することが目的である」と強調した。