ウクライナの紛争はクリミア問題も含んで解決すべき=OSCE議長

ウクライナで続く紛争は、クリミア占領問題も含んで解決すべきである。

3日、本年欧州安全保障協力機構(OSCE)議長を務めているエディ・ラマ・アルバニア首相がOSCE外務理事会開会式にて発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ラマ議長は、「今年のはじめ、私は、ウクライナ関係の紛争は私の議長職の主要優先課題だと述べた。それは変わっていないし、変わりようのないことである。一定の進展は達成されているが、クリミア関連の挑戦を含め、包括的かつ平和的情勢解決にはまだ長い道を進まなければならない」と発言した。

議長は、ウクライナの紛争は7年目に入っており、それはOSCEの義務と原則の観点からもミンスク諸合意の観点からも受け入れられないことであると指摘した。

また議長は、紛争解決の進展が可能になるのは、ミンスク諸合意とノルマンディ4国(独仏宇露)首脳合意の完全履行に向けた政治的意思がある場合だと発言した。

その上で、議長は、「私は、OSCEの仲介の下での三者コンタクト・グループ(TCG)における具体的な議論を呼びかける。このフォーマットを最適に活用すべきだ」と発言した。

なお、3日から二日間にわたり第27回OSCE外相理事会が始まっている。