ウクライナ大統領府長官、G20国大使と会談
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アンドリー・イェルマーク・ウクライナ大統領府長官は10日、G20の国々の大使と会談を行なった。
大統領府広報室が伝えた。
発表によれば、イェルマーク長官は、ドンバス情勢について各国大使に説明し、過去数か月の停戦が大きな成果であること、多くの軍人の命が救われたことを強調した。同時に長官は、最近その停戦の敵による違反の件数が増えており、ウクライナ軍人の犠牲者も増えているとし、ノルマンディ協議とミンスク協議の進展のためには、停戦の維持が重要であることを強調した。
またイェルマーク長官は、ノルマンディ・フォーマットに加わるフランスとドイツに対して、ドンバス平和達成問題の提案と努力につき謝意を伝えた。
同会合ではまた、本年のウクライナの独立30周年記念式典の前日に、ゼレンシキー大統領の主導でクリミア・プラットフォーム首脳会談が開催されることを報告し、多くのパートナーたちの参加を期待すると発言した。
イーホル・ジョウクヴァ大統領府副長官(外政担当)は、G20参加国首脳が招待されるクリミア・プラットフォームは何よりもまずクリミア問題を国際議題に戻すための手段だと指摘した。
ジョウクヴァ氏は、「ゼレンシキー大統領は、クリミア脱占領、クリミア在住の人々の人権保護のための具体的手段について話したがっている。ウクライナは、実際的手段を紹介したいと思っており、私たちは、その手段(編集注:クリミア・プラットフォーム)の作成の作業を24時間体制で非常に活発に行なっている」と発言した。
また、イェルマーク大統領府長官は、大統領チームは、G20の国々との連携拡大の可能性を考えていると指摘した。