ゼレンシキー大統領、サーカシヴィリ氏のジョージア渡航にコメント 「驚いた」
ゼレンシキー大統領は、ウクライナ国民のサーカシヴィリ元ジョージア大統領がトビリシで治安当局に拘束された件につき、外交レベルで対応していくと発言した。
3日、ゼレンシキー大統領が西部トルスカヴェツィでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー大統領は、「サーカシヴィリ氏はウクライナ国民だ。(中略)外務省、在ジョージアの大使館、駐ウクライナ・ジョージア対し、内閣間の対話、首相レベルの対話といった、あらゆる機構でもって、私たちは本件に携わっていく」と発言した。大統領は、ウクライナ政権は自国民の保護が義務付けられているとし、国民が困難に陥った場合の祖国への帰還もそれに含まれると指摘した。
同時に大統領は、サーカシヴィリ氏のジョージア渡航の決定に驚いたとし、「興味深い人物、ミヘイル・サーカシヴィリ氏に関しては、私は、彼がジョージアへ渡航したことを知らなかったし、私は非常に驚いた。私はそれを報道で知った」と発言した。
ゼレンシキー氏は、自身は大統領として、彼について、ウクライナ国民として考えなければならないと述べ、「しかし、なぜ彼はあんなことをしたのか…。おそらく、彼は、それが政治的な行動だと思っていたのだろう。おそらく、しかし私にはわからない」とコメントした。
同時に大統領は、今回のサーカシヴィリ氏の行動は正しくないとし、あらゆるリスクを考慮すべきだったと指摘した。
これに先立ち、1日、イラクリ・ガリバシヴィリ・ジョージア首相がミヘイル・サーカシヴィリ元ジョージア大統領が同国法執行機関に拘束されたことを伝えていた。
なお、拘束の直前、サーカシヴィリ氏は、動画メッセージにて、ジョージア国民に対して、2日の地方選の投票へ行くよう呼びかけていた。
サロメ・ズラビシヴィリ・ジョージア大統領は、サーカシヴィリ氏への恩赦は決してないと発言している。