サーカシヴィリ氏、ゼレンシキー大統領に書簡

ジョージアで拘束されているミヘイル・サーカシヴィリ元同国大統領(ウクライナ国民)は、ヴォロディーミル・ゼレンシキー・ウクライナ大統領に対して、対応に感謝する書簡を公開した。

サーカシヴィリ氏のフェイスブック・アカウントに同氏の書簡が掲載された

サーカシヴィリ氏は、ゼレンシキー氏に対して、「ジョージアでのロシア以外に世界のどの国も認めない捏造の罪による私の違法な逮捕と拘束に対する、真にハイクラスの国家レベルの人物であるあなたの言葉と感想に深く心を揺さぶられた」と書き込んだ。

同氏は、ゼレンシキー大統領がウクライナの保護とロシアによる全ての拘束者に関する立場を高く評価していると強調した(編集注:サーカシヴィリ氏は、ジョージアでの自身への有罪判決をロシアが指示したものだと主張している)。

同氏はまた、「私は、自分のジョージアを命以上に愛しているが、第二の故郷であり、長年過ごし、家族や友がいて、国籍もあるウクライナのこともとても好きだ」とし、ウクライナにて改革に関われたことを生涯誇りに思うとコメントした。

加えて同氏は、「私は実質的にプーチンの個人的囚人である」とし、ゼレンシキー氏によるウクライナと地域全体と「帝国の全囚人」保護の立場を非常に高く評価していると強調した。

これに先立ち、ゼレンシキー大統領は、ウクライナ国民のサーカシヴィリ元ジョージア大統領がトビリシで治安当局に拘束された件につき、外交レベルで対応していくと発言していた。ゼレンシキー氏は、ウクライナ政権は自国民の保護が義務付けられているとし、国民が困難に陥った場合の祖国への帰還もそれに含まれると発言していた

同時に大統領は、サーカシヴィリ氏のジョージア渡航は報道で知った、その決定に驚いたとも述べている。