ゼレンシキー大統領、独首相・仏大統領と電話会談実施

ゼレンシキー大統領は11日、メルケル独首相とマクロン仏大統領とともにビデオ電話会談を実施した。

ウクライナ大統領府広報室が伝えた

発表によれば、ゼレンシキー大統領は、独仏首脳に対して、ウクライナ領土一体性への不変の支持と、これまでのノルマンディ・フォーマット(編集注:独仏宇露4国によるロシア・ウクライナ武力紛争解決協議フォーマット)における協議への積極的な参加への謝意を伝え、また両国首脳がこれからも同程度に積極的に参加することへの期待を表明した。

3首脳は、ドンバス情勢平和的解決のための今後の行動、ノルマンディ・フォーマットの次回首脳会談実施へ向けた準備につき協議を行った。

また3首脳は、次回首脳会談から具体的結果と持続可能なドンバスの平和の確立を確保し得る一貫性ある調整された行動に関する合意達成を期待していると発言した。

ゼレンシキー大統領は、独仏首脳に対して、ウクライナ東部の治安情勢とウクライナ側による平和達成に向けて行っている努力について報告した。

独仏首脳は、ウクライナ側の紛争解決に向けた重要な実質的行動を歓迎した。両首脳は、独仏は今後もドンバス情勢平和的解決のためにあらゆる必要な努力をしていくと明言した。

3首脳は、2019年12月のパリにおける(ノルマンディ4国首脳会談時の)義務を関係者が遵守することが重要であると指摘し、次回のノルマンディ4国首脳会談時に、その履行状況を詳細に議論しなければならないとの点で同意した。

メルケル独首相とマクロン仏大統領は、プーチン露大統領との対話時に本件を提起すると約束した。