独政府、ノルマンディ4国会談実施を支持
ドイツ政府は、独仏宇露4国からなり、ロシア・ウクライナ武力紛争解決協議を行うノルマンディ・フォーマットのハイレベルでの会談の実施は、目的に適っていると考えている。
14日、シュテフェン・ザイベルト独政府報道官がベルリンにて発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
報道官は、「そのような会談には意味がある。なぜなら、第一に、私たちは皆、ミンスク方策の実現プロセスが後退しており、本当に停滞しているからだ。第二に、それに意味がある理由は、現在補佐官レベルで進められていないが、外相レベルでは前進させられることがあるからだ。それは、月曜日に電話で話した3人の大統領と首相(編集注:独仏宇露の首脳)による、そのレベルで前に進めることを試みようという意志である」と発言した。
報道官は、11日の露独仏の首脳電話会談の結果として、まず4国の外相級の会談を行うことにしたとし、そのことにつき、もちろんウクライナ側に報告したと発言した。そして、同氏は、4国外相会談時には、「次期首脳会談のための基盤があるのかどうか、その会談のための作業をすることができるのかどうか」を見定め、決定しなければならないと指摘した。
同時に、4国外相会談、及びその後の首脳会談の時期と場所については、報道官は、現時点では何も言えないと発言した。
また、同報道官は、ドイツとフランスの間には、ミンスク諸合意と2019年のパリ首脳会談の決定を真に包括的かつ完全に履行する上での要件につき、完全な同意があると発言した。
これに先立ち、11日、メルケル独首相とマクロン仏大統領は、まずゼレンシキー・ウクライナ大統領と3者電話会談を行い、その後プーチン露大統領と3者電話会談を行っていた。