在宇日本大使館、キーウ・ポスト紙休刊に驚きのメッセージ
10日、在ウクライナ日本国大使館は、ウクライナの主要英字紙「キーウ・ポスト」による休刊の発表をとても驚き、再刊を望むとするメッセージを発出した。
日本国大使館がフェイスブック・アカウントにメッセージを掲載した。
日本国大使館は、キーウ・ポスト紙の休刊を知りとても驚いたとし、「キエフポストは約25年間にわたりウクライナの重要な独立メディアの一つであり続け、当館にもキエフポストの愛読者は多く」いると伝えた。
その上で、大使館は、同紙の1日も早い再刊への希望を表明している。
これに先立ち、8日、ウクライナで25年以上の歴史を持つ主要英字紙「キーウ・ポスト」は8日、活動を「一時的に」停止すると発表した。
キーウ・ポスト紙を所有するアドナン・キヴァン氏は、同紙の発行を一度止め、ウクライナ語、ロシア語、英語、アラビア語の4言語により再刊するつもりだと述べている。
他方で、キーウ・ポスト紙のスタッフたちは同日朝、全員がキヴァン氏により解雇されたことを知ったとし、「独立した新聞としてのキーウ・ポストは、今日限りで消滅した」とするスタッフ声明を発出している。
キーウ・ポスト紙は、ウクライナにて最も古い英字週刊紙として知られる。1995年10月18日に米国人のジェッド・サンデン氏がキーウ(キエフ)にて創設。2002年には、インターネット版も開設され、ウクライナの政治、ビジネス、文化をウクライナ国内外に発信してきた。