ウクライナ安保会議、露へ飛行の航空機やクリミアの「ニカラグア代表部」関係者に制裁発動決定
ウクライナ国家安全保障国防会議(NSDC)は、10日の会合にて、ロシアへと飛行した航空機の所有者と被占領下ウクライナ領クリミアにおけるニカラグア代表部の開設に関係者に対する制裁発動を決定した。
航空機制裁については、バカーノウ保安庁(SBU)長官が記者会見時に報告した。
バカーノウ長官は、NSDCが、ロシアに飛行したことのある、JET4U S.R.L.社が以前所有していた航空機の新しい所有者に対して制裁を発動する決定を採択したと伝えた。
長官は、SBUは今年の2月時点に同航空機の新しい所有者に対する制裁発動を提案していたとし、「私たちは、所有者、運行企業、航空機番号の変更の試みを確認している。そのようにして制裁を回避しようとする試みだ。しかし、私は、その法的な卑怯な行為が結果を出すとは思わない。なぜなら、SBUは強、NSDCに新しい所有者に対する制裁発動を勧告したからだ」と発言した。
また、ダニーロウNSDC書記は、同記者会見において、ロシアの占領するクリミアにおけるニカラグア代表部の開設に関する対個人制裁問題を審議したとし、ニカラグア国民4名、ロシア国民4名が対象となると説明した。