米国はロシアのSWIFTからの遮断可能性を排除していない=ロイター
米国家安全保障会議(NSC)は、西側諸国が「国際銀行間通信協会」(SWIFT・本部ベルギー)システムからロシアを遮断する可能性を排除したとする報道を否定した。
ロイター通信がNSCの報道官の発言を伝えた。
報道官は、「あらゆる案が検討から排除されていない。私たちは、ロシアがウクライナに侵攻した場合の同国への厳しい結果につき、欧州の同僚たちと非常に緊密な協議を継続している」と発言した。
これに先立ち、独Handelsblatt紙がドイツ政府関係者の発言として、欧州ではロシアを情勢緩和に向かわせるための手段としてのSWIFTからの同国遮断の可能性はすでに検討されていないと報じていた。
同時に、ロイターは、別途独政府内関係者に問い合わせたところ、決定はまだ採択されておらず、その情報を認めることはできないとの回答を得たと伝えた。