露はどの瞬間にもウクライナへの攻撃を始める可能性がある=米国務省

米国務省は18日、ロシア連邦は過去数日にわたり、どの瞬間にもウクライナに対する更なる大規模侵攻を始めかねない、極めて危険な脅威のレベルを作りだしていると発表した。

18日、米国務省高官による電話記者会見時に発表された。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

国務省高官は、「プーチン大統領は、ウクライナ国境沿いに10万人のロシア軍部隊を集結させることを通じて、危機を作り出した。これには、この週末にベラルーシへと移動したロシア部隊も含まれる」と発言した。

同人物は、これは軍事訓練とも通常の軍の移動とも説明できないとし、「これは、危機のための口実を導き出す、あるいは作り出すために生み出された力の誇示であり、その間ロシアはあり得る侵攻を計画している」と発言した。

同氏は、状況は「極めて危険である」と明言し、「ロシアがどの瞬間にもウクライナへの攻撃を開始し得る」ポイントにあると強調した。

その上で同氏は、米国はウクライナやその他の欧州の同盟国・パートナー国と「ノンストップで」外交努力を続けていると強調した。

なお、米国務省は、ブリンケン米国務長官が18〜20日にキーウ(キエフ)とベルリンを訪問し、ロシアによる情勢激化を議論すると発表した。また、21日には、ブリンケン氏は、ジュネーブにてラヴロフ露外相と会談することも伝えられている。