ポクロンスカヤは駐カーボベルデ露大使にならない=露外務省
ナタリヤ・ポクロンスカヤ(ウクライナ語:ナタリヤ・ポクロンシカ)元露占領政権検事総長は、「個人的理由」により駐カーボベルデ・ロシア大使にはならない。
19日、露インターファクス通信がロシア連邦外務省の発表を報じた。
露外務省は、「ナタリヤ・ポクロンスカヤ氏の個人的状況が変わり、その理由により彼女は大使としてカーボベルデへ赴任しない」と伝えた。
これに先立ち、2021年10月13日、プーチン露大統領は、ポクロンスカヤ氏を駐カーボベルデ・ロシア大使に任命していた。
同日、ウクライナ外務省は、被占領下クリミアにてロシア占領政権の検察を務めていたポクロンシカ氏がウクライナに対する国家反逆罪にて指名手配となっていること、またウクライナ、米国、欧州連合(EU)、カナダ、日本の制裁対象となっていることを喚起していた。
2020年6月11日には、ウクライナ検事総局が、クリミア占領を幇助した現地の元幹部8名に対する捜査が終了したと発表していた。ポクロンスカヤ氏の他、セルゲイ・アクショーノフ、ウラジーミル・コンスタンチノフなどが捜査対象となっている。