露による自称「L/DPR」の承認はミンスク諸合意からの同国の離脱を意味する=クレーバ宇外相
ウクライナのクレーバ外相は、ロシア連邦が自称「ドネツィク人民共和国(DPR)」「ルハンシク人民共和国(LPR)」を国家承認した場合、それは同国によるミンスク諸合意の離脱を意味することになると指摘した。
クレーバ外相がニュースサイト「ラジオ・スヴォボーダ」へのインタビュー時にロシア国家院にて同国共産党員が提出した決議案について発言した。
クレーバ氏は、「ロシア連邦による『LPR』『DPR』の承認は、ロシアのミンスク諸合意からの明白かつ完全な離脱となる」と発言した。
同時に同氏は、ロシアがウクライナがあたかもミンスク諸合意を履行していないとする非難については、その他の世界は事実を完全に把握しているとし、「まず、ロシアは紛争の当事者である。第二に、ロシアはミンスク諸合意を、まず治安項目から、履行しなければならない。第三に、ウクライナは過去数年、被占領地、被占領地に暮らすウクライナ国民との繋がりを強めるためにあらゆることを行なった。その点には、ゼレンシキー大統領個人の大きな貢献がある。それは、ミンスク諸合意とノルマンディ首脳会談決定の履行のためでもある」と強調した。
同氏は、ミンスク諸合意履行の現状と未来の責任をロシア連邦が負っていることは、「否定し得ない絶対的事実だ」とコメントした。