EU理事会、ロシアの対ウクライナ攻撃的行動を非難

欧州連合(EU)理事会は24日、ロシアによるウクライナへの攻撃的行動を非難し、また欧州における新たな影響圏の創出は受け入れられないことを強調した。

EU理事会ウェブサイトに欧州の安全保障状況に関する結論文書が掲載された

これによれば、EU理事会は、ロシアによるウクライナに対する継続する攻撃的行動と脅威を非難し、欧州を新たにロシアが主張するような影響圏に分断することは受け入れられないと強調した他、ロシアに対して沈静化、国際法遵守、建設的対話を要請した。

また、2021年12月に欧州理事会会合にてEU加盟国首脳が表明したように、ロシアによるウクライナに対する更なる軍事侵略は、多大な結果と深刻な代償をもたらすと強調した。

EUは、ウクライナとその他の東方隣接パートナーの独立、主権、領土一体性への揺るぎない支持を確認し、ロシアに対して、紛争の持続可能で平和な解決に向けた現存する国際枠組内での建設的再関与を要請した。

また、EU理事会は、EUの団結したアプローチと、米国、北大西洋条約機構(NATO)、ウクライナ、その他のパートナー国との強力な協力と調整を再確認した。また、とりわけサイバー攻撃やハイブリッド攻撃、偽情報キャンペーンを含む、情報による印象操作を通じたものに関し、EUとその近しいパートナーの強靭性と対応能力の更なる強化が重要だと強調した。