ゼレンシキー宇大統領、独仏露との4国首脳補佐官級会合を肯定的に評価
ウクライナのゼレンシキー大統領は、26日にパリで開催された独仏宇露4国からなる「ノルマンディ・フォーマット」の首脳補佐官級会合につき、開催された事実、その建設的な内容、そして2週間後にベルリンで次期会合が開催されることにつき、肯定的に評価した。
27日、ウクライナ大統領府広報室がゼレンシキー大統領の発言を公表した。
発表によれば、ゼレンシキー氏は、「私たちの国家にとって、今日の第一の優先課題は、ドンバス地方における安定と無条件停戦の達成である。停戦体制は、保証され、理想的なものとならねばならない。そして、それをもとにして、次の行動を行うことができるようになるのだ」と強調した。
また、大統領府は、26日のパリでの補佐官級会合は8時間以上続いたとし、ミンスク諸合意の解釈における双方の見解相違の協議を詳細に行ったと指摘した。また、会合にて、参加者は、ミンスク諸合意の解釈の違いによって、停戦が左右されてはならないことを指摘したという。
これに先立ち、26日、ロシア・ウクライナ紛争解決協議を行う、ドイツ、フランス、ウクライナ、ロシアの4国からなる「ノルマンディ・フォーマット」の首脳補佐官級会合が開催され、共同宣言が採択され、ウクライナ東部停戦への支持が表明された。